先日、ある年長の女の子に嬉しいことを言われました！「○○ね、大きくなったら何になりたいか知ってる？あのね、双葉幼稚園の先生になりたいの！」と目をキラキラさせて言ってくれる女の子がいました。本園の職員の中にも、かつて双葉幼稚園を卒園した職員もおり、これほど嬉しいことはございません。子どもたちの成長を日々見守るのも嬉しいものですが、職員が経験を重ねて成長していく姿を見るのも嬉しいものです。
　小学生等を対象にした「大きくなったら何になりたい？」の調査等をみても、幼稚園・保育園の先生は常に上位ランクに入っているのですが、なぜ世間で保育士不足が叫ばれるのでしょうか？そこには処遇や働き方、責務の重さといった諸課題があり、あまりに多岐にわたりますのでここで書くのはやめておきますが…　そこで、今日のブログではそんな幼稚園の先生たちの1日を紹介したいと思います。（下記の事例は、あくまでも一例です）

７：１５　早番出勤
早番は特に重要な業務の一つです。なぜなら…　寝坊が許されません（笑）　カギを開け、アプリで欠席確認をし、暖房をつけ…などやることは多岐に渡ります。７：３０から登園してくるお子様を迎える準備、万全です！

８：３０　通常勤務の職員が出勤
出勤後、バスに乗る先生・玄関当番の先生・園庭での遊びの準備をする先生などの当番活動と並行し、子どもの自由遊びが開始になります。いわゆる、保育が開始になります。

１０：００　クラス保育開始
製作、集団遊び、運動会の練習などクラスで行う活動もあれば、体育教室、スイミング指導などの外部講師による活動。園外保育に行ったりもします。活動の決め方は、まず職員会を行い、その後学年会を経て行う活動が決まってくることが多いです。

１２：００　給食
給食の時間は休憩ではありません、給食も大切な保育の時間になります。本園ではこの給食の時間に休憩代替えの先生が各クラスを回り、休憩時間の確保に努めています。

１３：００　お昼寝or午後の活動
お昼寝の最中も気が抜けません。「呼吸はしっかりしているか？」「熱はないか？」などの視診・触診をしつつ、子どもたちの安全管理に努めています。

１５：００　降園
この後は帰宅する子、バスに乗る子、課外活動に参加する子、２号で引き続き保育が必要な子に分かれていきますが、少し気が休まる瞬間です。

１５：４５　終礼
降園後、１５：４５を目安に終礼を行います。今日の振り返り、明日の確認事項、事故怪我の報告を行います。この終礼が非常に重要！職員のチーム力の醸成のためにも欠かせません！なるべく多くの職員が集まれれば良いのですが、近年、働かれている方も多いため、「ノーコンタイクトタイム」の確保が重要な課題です。

１６：３０　早番帰宅
早番は１６：３０には退勤します。通常勤務の先生たちは、終礼後は定時まで製作の準備、保育記録の作成、ピアノの準備、クラスだよりの作成、行事の準備を行います。ここの業務量が非常に多くなる傾向があり、いかに時間の確保をしていくかが大きな課題です。他方、保育者自身の力量が問われる場面でもあります。

１８：３０　遅番定時
遅番の先生の仕事も重要です。施錠や見回りはもちろんのこと、忘れ物がないか、全員がきちんと降園したかの確認などをします。近年はアプリが導入され、アプリを通じて正確な降園時間がわかるので、とても便利です。掃除も重要です。翌朝、気持ちよく子どもたちを迎えるために。

　尚、本園は1年単位の変形労働時間制を導入していますので、繁忙期とそれ以外の時期とで勤務時間が異なっています。具体的に言うと、運動会や発表会前、年度末は繫忙期なので9時間勤務、夏休みなどの長期休業期間中は6時間勤務が定時になっています。ちなみに、今週は全て9時間勤務の1週間になっており、いま先生たちは年度末の書類作成の準備を進めている最中です。夕方、少しスイーツをつまみながら頑張りましょう！！

　将来、幼稚園・保育園の先生を目指す子どもたちへ、少しでも先生たちの1日が分かってもらえると嬉しいです！そして、将来一緒に働くことができれば、もっともっと嬉しいです！