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年度末の悩みの種

2025-02-28
 「1年間のうちで一番忙しい時期はいつですか?」という質問があった時、皆さんならいつと答えますか?
 年末?年度末?収穫時期の秋?GWなどの大型連休? 繁忙期は仕事によって様々ではありますが、私ならば迷わず「年度末!」と答えます。
 卒園式、入園式といった年間の中でも大きな節目となる行事があることに加え、園児の入退園や職員の異動、協会役員の入れ替えなどの人事ももちろんですが、毎年頭を悩ませる3大悩み【年間行事計画】【職員配置】【園児名簿の作成】をしなければならないからです。
 今まさにこの作業が佳境を迎えています。一つ一つを簡単に紹介していきましょう!

①「年間行事計画」
運動会や音楽発表会、なかよし発表会の3大行事に加え、ここ近年定着しつつあるお泊り保育や親子遠足といった園独自の行事、七夕集会や焼き芋大会、餅つき大会などの伝統行事。これらを、暦や小学校行事の日程と照らし合わせながら決めなければなりません。気分はまさに500ピースのジグソーパズル。いや、むしろ毎年同じ行事を同じように組み込むだけならば容易なことです。
しっかりと考えなければならないのが、こうした行事を通じて子どもたちにどんな経験をしてほしいのか、どんな能力を育んでほしいのかを考えていくことです。
そのため、年間行事計画は毎年同じというわけにはいきません。
余談ですが、昨日までなかよし発表会を頑張った子どもたちへのご褒美として、急遽3月5日(水)に年長さんを連れて「いちご狩り」に行くことにしました!卒園遠足の気分ですね(^-^)
②「職員配置」
どの先生にどのクラスを受け持ってもらうのか、これも大きな悩みの種です。もちろん先生たちの向き不向きや積み重ねてきたキャリア、また個人の希望もあることでしょう。そして職員配置はこれ単独では決めることができないのも悩みの種。後述する「園児名簿の作成」とも大きく関わっており、最終決定するのは卒園式の前日、という年度も珍しくありません。

③「園児名簿の作成」
本園は子どもたちの社会性を広げ、様々な子どもたちと関わってほしいという願いから、毎年クラス替えを実施しています。
主に考慮する点として、
・園児の月齢
・男女比
・小学校区分
・同姓同名や血縁関係への配慮
・子どもたち同士の関係性
・それまでのクラス編成
 これらをパズルのように組み合わせながら決めていくのですが、1カ所変更すると複数個所変更しなければ…といったジレンマに陥ります。しかも、まだ2月末。これから異動で入退園も出てくることでしょう。一人を加えると、変更しなくてはいけない箇所が… 園児の名簿の最終決定も卒園式前日までまだまだわかりません‥

 この3大悩みの種は、どれも正解もなければ不正解もないと思っています。きっと徹底的に悩み、最後に決断した答えの元で全力を尽くすことが答えなんだろう、と毎年自分に言い聞かせています。
 我々の仕事は生成AIにはとって代わることのできない仕事であり、正解のない仕事なんだろうと思っています。なぜなら、人と人とが関わる仕事だから。だからこそ面白く、奥深いのですが。

 さて、今日で2月も終わりとなります。令和6年度も残すところ1か月となりました。3学期の保育日数をご存知でしょうか?わずか14日(卒園式含む)です。最後に楽しい思い出をたくさん作り、次のステージへと進んでいってほしいものです。

~おまけ~
 なかよし発表会終了後にクラスみんなで撮影した写真を全クラス載せておきます。スナップ写真の販売はすでに締め切られていますので、写真が欲しい方は、こちらのデータをご活用ください。子どもたちの、やり切った感の出ている&ホッとした表情が印象的ですね(^^♪

つぼみ組
あんず組
たんぽぽ組
すずらん組
すみれ組
ひまわり組
さくら組
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