≪クラス保育の充実≫と≪思う存分遊べる環境作り≫
2025-06-06
週末になると、「今週、子ども達はどんな遊びをしたかな?」「どんなことに楽しさを感じていたかな?」と振り返ることが先生たちの習慣になっています。それこそ、≪遊びの振り返り≫です。そこからまた、次週以降の保育内容に反映させます。
今週は、園外保育や年中の参観日があったり、中学生との交流があったり・・・。行事が重なると何かと毎日忙しい!?と思う時期もありますが、そんな中でも大切にしていることが、【朝の自由遊び】と【遊びの日(毎週月曜日)】。よく「遊びにはたくさんの学びがある」と言われていますが、ただ遊ばせておくではそこに深い学びはなく、保育者がいかに準備して環境を整えて、また遊びながらも変化させたりヒントも与えていくこと、そして、時間や空間を十分に保障していくかで、子ども達は遊びを通して様々な力をつけていくと考えています。それには、まずは、≪子どもの遊びの姿を見取る力≫も保育者の専門性としてつけていきたいところ・・・。先生たちも時折、クラスの子ども達の姿を遊びのレポートにして、保育者間で共有しながらアドバイスをし合ったり客観的に見たりして、持続的に学んでいます。
S先生の遊びのレポート てんとう虫の飼育の今後
J先生の遊びのレポート 色水遊びの今後
特に今年度は、学年単位というよりはクラス毎でのオリジナリティーを重視した保育・遊びを大切にしているので、園全体としても、例年より遊びの幅が広がり、あちらこちらで魅力のあるモノ・遊びが転がっています!
みんなでてんとう虫について調べています
可愛い名前もつけました☆
蚕のその後・・・卵は産んだけど・・・これからどうなる?
繭で何をつくろうかな?
世界で有名な食べ物を知ろう!食育にもなるね(*^^)v
≪36の動き≫もう少しで全部クリア!?
私が担任をしていたひと昔前、〝お腹が空くまで遊び込んで欲しい・・・“という思いから、特に片付けの時間を設定せずに(片付けの声をかけずに)いたら、やっとお昼13:00過ぎに「先生―!お腹空いたー!」と言ってきたという思い出があります。当時はまだ、自園給食でなく、毎週月曜日はご家庭からのお弁当持参という日もあって融通も効いたので可能だったことですが、今思えば「登園から3時間以上もよく遊んだな・・」と懐かしくもあり感心させられます。
さて、では今、そこまで遊び込める子はいるのでしょうか?それこそ、当時よりも今の幼稚園は園舎すべてが遊び場で、大型遊具も玩具も魅力もいっぱい!!友だちもいっぱい!!けれど時間はどう?? 一つひとつの行事ももちろん大切ですし、その時その時に経験させていってあげたいことももちろんありますが、それは「今までやってきたから」とか「去年もやったから・・」の勝手な大人の思い込みになっていないかな!?もっと、子ども達のやりたいことと興味のないことにアンテナをはって、従来の保育の見直しをしてもいいのでは?と、ここ最近ふと考える機会が増えました。
クラス保育の充実、そして思う存分遊べる環境の保障・・・今年度の課題です。
